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【冷凍発送、同じカートに入れた商品は全て冷凍便で発送いたします】
2025年バレンタインシーズンで初めて、沖縄県産カカオを使用したチョコレートを商品化しました。
2016年にカカオ栽培を始め、播種、育苗、地植えをし、初収穫は4年前の2021年1月でした。
そこから収穫量の向上と安定に取り組み、同時に沖縄産カカオでのチョコレート試作を重ねてきました。
チョコレートの味の決め手はいくつもあり、まずは高品質なカカオを収穫すること、その後の発酵・乾燥工程が大きく影響します。
特に発酵については未経験ということもあり、試行錯誤を繰り返してきました。私の父が菌類の研究者ということもあり、沖縄に来てもらいつきっきりで発酵に取り組んでもらったこともあります。
発酵の温度プロファイルを取り、pHを図り、目標とする発酵が促されているのか、随時確認しながらやってきました。
最近は初期の発酵、アルコール生成が重要になるのではと考えています。
そうやって試行錯誤を繰り返し、味のばらつきがあるにせよ、一定以上の品質のチョコレートができるという見込みが立ち、ようやく商品化をすることにしました。カカオ栽培を始めて、実に9年という年月を重ねています。
今回の商品、100%沖縄県産素材を使ったボンボンショコラにしました。
理由として、沖縄の魅力を発信するために、沖縄で新しい価値づくりにとことんこだわりを持つ生産者と一緒に仕事をしたいと思ったからです。
そもそもカカオは沖縄にないものであり、それができるようになりましたよーというだけでは、地域の魅力を伝わらないのではないかと考えました。
原材料は、名護市の山の中でジャージー牛を自然放牧するINAHO FARMの佐藤さんの自然放牧牛乳
https://inaho.okinawa/
恩納村で沖縄原種山葡萄リュウキュウガネブを栽培し、沖縄初のワイナリーを立ち上げた沖縄葡萄のリキュールを使わせていただきました。
https://okinawa-budou.com/
このものづくりの経緯について、NHK BSの番組、いいいじゅーに密着取材いただき、1/10に放送していただきました。
https://www.nhk.jp/p/ts/J7775NQ8GW/episode/te/37PR8181R5/
沖縄県産素材にこだわり、丁寧なものづくりをすること。生産者の背景に迫り、ストーリーを構築し伝えることは、私たちの大切な仕事です。
初めて作る沖縄県産カカオの商品は、三者による合作となりました。
沖縄だけにこだわったチョコレートづくり、その最初の作品は、世界一おいしいものづくりを体現するのではなく、今の沖縄を結集するとこんなことができるよ、そして9年間見守ってくれてありがとうございます!そんな想いを込めて作り上げました。
私にとってはこれまで関わってくれた方々への活動報告、そしてここからまた新たにスタートするよというメッセージです。
商品名は、貫花(ぬちばな)です。琉球舞踊の演目の一つであり、当店のある集落、大宜味村田嘉里の豊年踊りでも演じられる舞踊の名前です。赤と白の花が連なり、人とのつながりを大切にしたいという思いを込めてつけました。
沖縄でカカオ栽培に取り組む意味はどこにあるのだろう?コストも時間もかかる、生産量を増やすには途方もない努力が必要、正直なところ、できたらすごいぞ!その一心で技術もノウハウもない中でやり続けてきました。その道のりの中で、商品化することができました。
正直、美味しいものかどうか、評価は大きく分かれると思います。このボンボンショコラは、多くの方に食べてもらいたい、というよりはこれまで私たちを見守ってくれた方、この取り組みの背景を知り、私たちの積み重ねと思いを一端でも共感してくれる方へ届けたいという想いがあります。
沖縄のカカオでチョコレートができたんだ。
こだわり抜いた生産者と一緒に仕事をしているんだ。
これから一層大きくチャレンジを重ねていくんだ。
そう感じてもらえるよう、心を込めて作りました。どうぞお召し上がりくださいね。
【PREMIUM MILK】
沖縄本島北部の山で放牧するINAHO FARMのジャージーミルクチョコレート。沖縄産カカオの味わいをそのままに。
【リュウキュウガネブ】
沖縄原産山葡萄リュウキュウガネブリキュールが華やかに香るチョコレート。沖縄で最初のワイナリー「沖縄葡萄」が手作りするリキュール。
ブーゲンビリアの花をのせて
内容量:2個
保存方法:冷凍発送、冷蔵(8℃以下)で保管し、開封後はお早めにお召し上がりください。
賞味期限:商品に記載 解凍後、冷蔵庫で5日以内
製造者:(株)ローカルランドスケープ(OKINAWA CACAO FACTORY)
沖縄県国頭郡大宜味村田嘉里555
専用の月桃箱、袋を同梱します